安心・安全への取り組み


運輸安全マネジメント

 名鉄バスは、社長以下全社員が一丸となって、輸送の安全を確保するために、下記の基本方針のもと、取り組みを進めています。

輸送の安全に関する基本的な方針

(1)安全輸送が名鉄バスの根幹であり、最優先します。

(2)経営トップが率先して安全の声を聞き、安全輸送最優先の意識を徹底します。

(3)安全輸送のためのPDCAサイクルを回し、安全輸送最優先の意識を徹底します。

※令和6年度の取り組みにつきましては、こちらをご覧ください。


安全への取り組み

乗務員教育

初任運転者に対する安全運転の実技指導


当社が所管する路線等において、道路、交通及び旅客の状況並びに時間帯を踏まえ、当該運転者が実際に運転する事業用自動車と同一の車種区分の自動車を運転させ、安全な運転方法を添乗等により20時間の実技指導を実施しています。


※実技指導の状況については、こちらをご覧ください。

 

階層別研修・課題別研修

お客さまに安心してご乗車いただくため、毎年策定する教育計画に基づき実践的かつ効果的な教育を行なうほか、外部の教育機関や施設も積極的に活用し、さらなる安全意識の向上、運転技術のレベルアップに取り組んでいます。

外部研修写真「クレフィール湖東」での教習

(外部機関における実車研修)

(外部機関における座学研修)

高速バス担当乗務員研修

一般路線を経験した乗務員を対象とし、高速走行運転技術及び異常時対応等を学ぶことを目的としています。

添乗モニター制度

平成16年から導入しており、添乗モニターがバスに添乗し、安全面及び接客面について評価、採点しています。その評価を基に改善を繰り返すことで、さらなる安全向上と、お客さま目線での質の高い接客の実現を目指します。

ハード面での取組み

ドライブレコーダー

7台の専用カメラを車両に設置し、走行時の映像を常時録画しています。映像は事故原因の分析に使用するほか、収集したデータを安全対策や危険予知トレーニングの取組みなど安全教育にも活用しています。

デジタルタコグラフ

これまでのデジタルタコグラフの機能に加え、より詳細なデータを記録することができる新型デジタルタコグラフを全車両に設置しています。運転者ごとの運行記録を基にきめ細かい運転指導に活用するほか、燃費向上を目的とした経済運転管理も可能となっています。

運転注意力モニター・車線逸脱警報システム

車載カメラの画像認識により、運転者の不注意によって車線からはみ出しそうになったとき、警報音や振動などで運転者に知らせ、前方への注意力低下及び、車線維持を促す機能です。

車間距離警報装置

走行中、センサーが常に前方車両を検知・分析し、万一衝突の恐れがある場合には警報やブレーキ作動によりドライバーに注意を促します。さらに衝突の可能性が高くなると、より強力なブレーキが作動して衝突時の速度を抑え、衝突被害を軽減します。

お知らせ安全君

一般路線バスに設置しているもので、周囲の自転車や歩行者に対して、やさしい音声によりバスの接近をお知らせします。

EDSS(ドライバー異常時対応システム)

ドライバーに異常が発生した際の緊急事態に対応し、乗客及びドライバー双方のさらなる安全確保を強化するため、2020年より全ての車種を対象にEDSS(ドライバー異常時対応システム)の導入を始めました。「安全・安心日本一」を目指し、今後導入車両を増やしてまいります。

厳正な運行管理

厳正な点呼業務の実施

乗務前後の点呼時に、静脈認証装置、高精度アルコールチェッカー、勤務管理システムを一体化した「新点呼システム」を導入し、点呼の厳正化と業務の効率化を図りました。これにより、厳正なアルコール管理が行えることに加え、代理検知等の不正を防止するため、静脈認証装置による確実な本人特定と検知中の画像を記録もしています。また、点呼状況を一覧表示できる大型ディスプレイを点呼場に設置しています。

全乗務員への携帯アルコール検知器貸与

高精度センサーを搭載した携帯用アルコール検知器を全従業員に貸与しています。出勤時に各自で確認することにより、アルコールが残った状態での出勤を未然に防いでいます。

仮眠施設

乗務員が十分な休息を取れるように全営業所に仮眠施設を設けています。高速路線では、共同運行会社の協力のもと、運行路線のある全国各地に専用仮眠所を確保し、長距離高速バスの安全運行に備えています。

     

健康管理

安全運行には乗務員の健康管理が必要不可欠です。当社では、年2回の定期健診のほか、保健師が営業所を巡回し、体調面やメンタルヘルスの相談を受けています。

国民保護業務計画

行政処分の公表